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みつばちの不思議なくらし

ミツバチの結婚

結婚式は大空で

4月〜6月頃、羽化して一週間ほど過ぎた女王バチは結婚適齢期を迎えます。食事をローヤルゼリーからはちみつに変え、体重を減らして、結婚飛行のための準備をします。そして、ある晴れた日に、巣の中をそわそわと歩き回った後、巣の外へと飛び立ちます。結婚式場となる空中のある地点には、女王バチと同じ巣からはもちろん、ほかの巣からもたくさんのオスバチたちが集まっています。不思議なことに、発情期の女王バチとオスバチは、巣の中で出会っても何の関心も示しません。巣を飛び立ってからはじめて、結婚という行動に目覚めるのです。

思いを遂げると死んでしまうオスバチ

日ごろ巣の中でぶらぶらしているためか、ふだんは食事の量があまり多くないオスバチも、結婚飛行には、はちみつを十分に飲んでから出かけます。交尾は、女王バチの背面から馬乗りの姿勢で行います。そのとき、交尾器が女王バチにとられ、切れてしまいます。そのためオスバチは、女王バチとの結婚という望みがやっと叶った直後に死んでしまいます。

女王バチの交尾は一度ではない

一方、女王バチは、同じ巣のオスバチとの近親交配の確率を低めるため、複数のオスバチと交尾を行います。精子がじゅうぶんに確保できなかったときは、結婚飛行を繰り返すこともあります。

生涯卵を産みつづける女王バチ

結婚式を終えて巣に戻ってきた女王バチには、産卵という仕事が待っています。女王バチは、働きバチが準備した部屋の底に卵を産みつけます。最盛期には1日に1500〜2000個の卵を産みますが、これは、1分間に2〜3個というスピードになります。結婚飛行をすませた女王バチは、その後巣からほとんど出ることはなく、夏や冬の一時期を除き、死が近づくまで毎日卵を産みつづけます。

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