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養蜂場だより

人の暮らしに息づく安心の天然素材「ミツロウ」

春のミツバチは巣づくりに大忙し

養蜂家として、桜の開花が近づくにつれて胸が高鳴ってまいります。ミツバチの巣は、この時期大量に蜜を出す桜のはちみつで一杯になり、女王蜂が産卵する場所さえも無くなってしまいます。そんなときに巣箱を開けて底板を覗くと、1ミリ前後のウロコ状の断片が落ちています。これはミツロウの断片で、成虫になって2週間前後の働き蜂の腹部にある、ロウ腺と呼ばれる部分から分泌されたものです。働き蜂はこのミツロウを器用に後脚で挟んで口元まで引き寄せ、唾液と混ぜて継ぎ合わせることで、立派な六角形の巣をつくっていくのです。

ミツバチは、はちみつを食べてミツロウをつくります。重量比でいうとはちみつ10に対して1にあたるほどの量しかつくり出すことができない、大変貴重なものです。伝統的な古代養蜂では、この貴重な巣を壊してはちみつを採っていたのです。

150年程前から始まった近代養蜂では、巣を木の枠の中につくらせることで、巣箱から巣板を自由自在に取り外すことができるようになりました。この「可動巣枠式巣箱」や、採蜜をするための「遠心分離器」が発明されたおかげで、巣を壊すことなく何度も再利用することができるようになり、はちみつの生産量も飛躍的に伸びました。

  • ミツバチの腹部から出ている黄色い塊がミツロウです。

    ミツバチの腹部から出ている黄色い塊がミツロウです。

変幻自在でいろんな用途に大活躍

私たち養蜂家は、ミツバチが巣板の横につくる自然巣や、採蜜のときに切り取る、蜜蓋などをミツロウの原料として採取し、副産物として持ち帰ります。採取したミツロウは水洗いした後に鍋に入れ、水を加え熱をかけて溶解します。その後、精蝋器と呼ばれる器具を用いて、ろ過を行い容器に入れて冷やすと、ミツロウは水と分離して固まります。それを取り出してきれいにした塊が「粗ロウ」と呼ばれ、さまざまな用途に合わせて加工されるのです。一般的に知られている用途は、ロウソクでしょう。香りがよく煤が出にくいのが特徴で、中世のヨーロッパでは教会のロウソクとして使用されていました。現在の石油由来のパラフィンロウソクが発明されたのはずっと後の時代ですから、もともとロウソクといえば、ミツロウからつくられたものだったのです。

ミツロウは安全な天然の素材なので、口紅やリップクリームなどの化粧品、口の中に入る薬や食品関連など、身近なところでも活躍しています。そのほかにも建築関連や紡績、また、CDの剥離材や電気絶縁体として使用されていることを知っている人は少ないでしょう。芸術の分野では、尺八のひび止め、油絵のキャンバス、染物、色鉛筆の芯などにも使用されています。弊社でも、好奇心旺盛な子供に安心して使用していただけるようにミツロウを使った「みつばちクレヨン」を開発し、発売以来、ご好評をいただいています。あまり目立たないミツロウですが、このように、幅広く使用されているのです。

世界的なミツバチ不足でミツロウ生産にも影響が出ている今日ですが、今年はこれまで以上に多くのミツロウを採取し、皆さまの生活のお役に立てるよう、これまで培ってきた養蜂技術と経験を活かして頑張ってまいります。

  • (上)巣板のまわりにできた自然巣。(下)採蜜時に切り取る蜜蓋も、大切なミツロウの原料になります。

    (上)巣板のまわりにできた自然巣。
    (下)採蜜時に切り取る蜜蓋も、大切なミツロウの原料になります。

  • 熱して液状になったミツロウ。これをろ過して粗ロウをつくります。

    熱して液状になったミツロウ。これをろ過して粗ロウをつくります。

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