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花粉とミツバチ
藤善さん 山田養蜂場 養蜂部
小野 誉幸
  藤善さん

春はウキウキする季節のはずなのに、花粉のために憂鬱な方も多いのではないでしょうか。かくいう私も、数年前から花粉症になり、春は苦手な季節となってしまいました。花粉は花粉でも、花粉症を引き起こすのはスギやヒノキのような風媒花の花粉でありミツバチが食料として必要な花粉とは少し違うのです。
ミツバチは、花粉と花の蜜を食べて生きています。花の蜜(はちみつ)がごはん(主食)だとすると、花粉はおかず(副食)であり、重要なタンパク源なのです。

ミツバチは花の蜜をお腹の中へ吸い込んで巣へ持ち帰り、水分を飛ばしてはちみつに仕上げ貯蔵しますが、花粉は後ろ足の「もも」の部分にある花粉カゴに入れて、巣へ持ち帰ります。ですから、花から蜜を持って帰る様子を直接見ることはできませんが、花粉を持ち帰る様子は、巣箱に帰ってくるミツバチを見れば一目瞭然です。自分の体重の半分近くもある花粉団子を足に付けて帰ってくる姿には、「ご苦労さん」と声をかけてやりたくなります。花粉の色は黄色系が多いのですが、花によってそれぞれ違っています。例えば、レンゲの花粉の色は濃い橙色ですが、オオイヌノフグリの花粉は白、とちの木のは赤っぽい色といった具合です。
サクラ前線が北上していますが、サクラの花粉は何色でしょうか?ぜひ、お花見のときにでもミツバチが飛んでいないか探してみてください。きっとサクラの花粉を付けて飛び回っているミツバチを見つけることができるでしょう



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