初夏の養蜂場で、巣箱の入り口を観察していると、ミツバチが後ろ足に黄色やオレンジ色の花粉団子をつけて、次から次へと戻ってくるかわいらしい姿が見られます。ミツバチは、いくつもの花にもぐっているうちに全身の細かい毛に花粉が付着します。ミツバチは空中を飛びながら、身体に付いた花粉を少しはちみつで湿らせた足でくしけずり、後ろ足にある花粉かごと呼ばれる部分に団子状に丸めて、巣箱に持ち帰っているのです。両方の後ろ足につけた花粉団子は40ミリグラムを超えることもあるので、ミツバチは体重の半分ほどもある荷物を抱えて飛ぶという重労働をしていることになります。
花粉の色は花の種類によって少しずつ違っていて、淡黄色から濃いオレンジ色のものが多いのですが、トチノキやシナノキのように赤や緑がかった花粉もあります。顕微鏡で見るとそれぞれの花粉の形は花の種類によって違っているのがわかります。
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